「瞎」からなる語句・熟語を徹底マスター!
「そもそもなんだったけ~・・・?」という方、
意外に多くの熟語でも使い、便利ですので是非!
実際この「瞎」という語も幾つか似通った語彙が存在します、混合してしまわぬように
この記事ですっきりになるようまとめます!
そもそも
「瞎(xiā/xia ~)」は日本語の漢字には見ないので、馴染みがないかもですが、
【動詞】失明する、不発になる
【副詞】むやみに、でたらめに
という意味があります。
「でたらめに」以外にも?実用的な「瞎」の他の意味をマスター!
さて「瞎」の(辞書などでの)本来の意味は上記に記載した通りですが、
実際他の意味で使うことも多々あるので要チェックです!
まずは本来の意味である【動詞】と【副詞】ですが、この【副詞】の「でたらめに」という意味をよく日常会話で使いますね!
瞎説(xiā shuō/xia shuo ~ ~):(動詞)でたらめを言う
などです。
以上のように副詞なので、
説(说)などの「動詞」の前について1語になることがよくあります。【瞎+V~=でたらめに~Vする】
瞎鬧(闹)(xiā nào/xia nao ~ ↓):(動詞)騒ぎたてる、でたらめをする など
しかしここで、
「馬鹿な」「あり得ない」
という形容詞的意味でも使うことが多々あります!
例えば会話の中で、「寝ぼけて階段から落ちたんだよ~」という言葉に対し、
(例)「你很瞎吧!」=それはおバカでしょ・・・!(あり得ないでしょ!)
など、会話の相槌的な使用法でも使えるので便利です!
意味の背景を考えると、
「でたらめで」(本来)→「あり得ない・馬鹿な」(今回)という風に変換も出来るので、覚えやすいですね!
冒頭の本来の「瞎」の【動詞】で使う場合
「瞎」=Blind=見えない
という意なので
(例)「我瞎了・・・!」=やってしまった・・・!
という風に、不注意によるミスに気付いた時、気づかぬうちに被害を被っていた時などなど、
ご想像の通り色々なシチュエーションで使えます!
「瞎搞」・「胡搞」・「乱搞」の違いがすぐわかる?
類似シリーズです!
混乱しがちですが、まずそれぞれを簡単にまとめると
- 「瞎搞」(xiā gǎo/xia gao ~v) (動詞)でたらめなことをする
- 「胡搞」(hú gǎo/hu gao ↑v)(動詞)でたらめなことをやる、(男女関係で)でたらめにやる、みだらなことをやる
- 「乱搞」(luàn gǎo/luan gao ↓v)(動詞)でたらめなことをやる、(男女関係で)でたらめにやる、みだらなことをやる
上記でわかるように、意味に大した違いはありません。
強いて違いという点では、「瞎」は【見ていない】、「胡」は【規則を無視する】というニュアンスの違いで、
胡搞と乱搞はほぼ≒の関係です。
(「搞」は英語でいう「Do」に置き換えられますね)
これら瞎・胡・(乱)のセットはよく出てきます。
【瞎・胡】の慣用句
- 「瞎扯」(xiā chě/xia che ~v)(動詞)根拠もなくいい加減なことを言う、とりとめもなく話す
- 「胡扯」(hú chě/hu che ↑v)(動詞)雑談する、おしゃべりをする、でたらめを言う
といった熟語や、
- 瞎说八道(xiā shuō bā dào)
- 胡说八道(hú shuō bā dào)
(成語)口から出まかせを言う
という慣用句もあります。
その他、私個人的には、
読みや(繁体字の)見かけが似ている「晓(曉)(xiao v)」とよく混合しがちです。
なので、改めて見比べて注意が必要です。
書言葉で
・【夜明け、暁】→これは日本語的漢字解釈でもわかる
・【知る、わかる、知らせる、わからせる】
という2つの意味用法があります。