【ビジネス・海外出張】現地の人との飲み会、接待!大切なことは?
必ずやめておきたいことはまずは、日本のルールを持ち出さないこと、ですね。
(頻繁に海外の色々な国の人と食事をしますが、上記は万国共通だと日々感じます)
「郷に入っては郷に従え」というように、現地でも必ず習慣や基準があるので、
それらを基本にして健全にお互いに無理がないように楽しく飲みたいですね!
逆に中国人や台湾人の人は特に日本にいらっしゃることが多いので、インバウンドで接待をすることも有るかと思います。
以下内容は、その時にも通ずる内容ですので是非ご参照下さいまし!
【中華圏】の人との飲み会で、各国共通の注意点、気をつける事
特に、台湾人・香港人の方は何気に下戸の方が多いです(若めの世代は特に)。
台湾で暮らしていた時はどんなに日本人が飲み過ぎかと思い知らされました・・・
同時に日本人の飲み過ぎる飲み文化や、酔った悪態は台湾でも有名です。
その次にシンガポールの人も普段から飲めない人を見かけます。
その為以下のような項目があげられます。
一緒に飲むときに気を付けるポイント
- まずお酒は好きか嫌いか、普段飲むかの確認
- 日本のお酒のルールは自分からあまり嬉々として話さない
- 飲み会、接待というよりは「食事会」という認識で、基本食べ物のOrderをしてあげる
- 終わる時間は早めに切り上げる
は基本になってきます。
上記は、日本に来てくれている(日本に慣れている)外国人は少し異なります。
相手がこちらを理解し受容し、許容度が広くなっているので
インバウンドの際は(相手の許容度を見つつですが)こちらも理解を示して挙げられれば良いと思います。
例えば共通して【若い人は特に、飲み会で普通にスイーツに走る】というのはよくあります。
それに引かないで乗っかるくらいが上手く仲良くなれます、本当に食事会というパターンが多いです。
【台湾人】と接待の際~熱炒か専門店か~
現地で飲むときは、
基本ビジネスであれば日本と同じような専門店などに入りますが、
もし「熱炒(rè chǎo)」(簡体字:热炒)と呼ばれるスタイルのお店に連れていかれた場合は、
接待というよりは「飲み」に近く、現地でいうThe居酒屋スタイルになります。
このパターンはビジネスにおいてはレアかと思いますが、大体現地の人が
- もともと飲むのが好きで飲む気満々
- 日本人に現地の雰囲気を見せよう、といき込んでくれている(夜市を見せようとしてくれる感覚)
- カジュアルにあまり堅い話をしたくない
という思惑のパターンに主に分けられます。
「熱炒」とは、検索頂ければわかりますが、大体
- 安いテーブルと椅子がいっぱいの仕切りのない開けた路面店で、(その為ガヤガヤしている)
- 店中には水槽がいくつかある(海鮮料理が多い)
- ビールの売り子(キャンペーンガール)がビールを勧めまわっている
という景色がどの店でも共通です。
熱炒以外の専門店
こちらが接待やビジネスの飲み会で多いパターンかと思います。
台湾料理店、小籠包専門店、その他中華系料理店….
上記各国共通注意点に加えるならば、
台湾人との飲み会・接待の時に特に覚えておきたいこと!
- カラオケも視野にいれておく (現地の方は大好きで店も多いので、自分からいうと仲良くなれる可能性大です)
- お土産は忘れずに (中華圏の中でも日本人を一番よく理解しているので、一種礼儀正しさに関する期待値は高いです)
- 中国の政治的な話題や褒める事は慎重に (人によってはとても嫌がります)
一旦は以上に気を遣えば大丈夫です、
大体の人が誠意をみせれば優しくしてくれるのが台湾の特徴なので、そこまでハードルは高くないです。
上記特徴は「香港」の人にも通じやすいです(カラオケ以外)
【中国人】と接待の際
中国で飲むときは、まず広すぎるので場所に拠ります。
その各省によって人柄も生活文化も大きく異なるのがある意味中国の面白さでもあります。
だいたい出張の場合は、都心部であれば
上海・広州(時に北京)が多いかと思います。
しかし工場や地方系の出張になるとかなり色が出て面白いです。
都心部はは遅くまで飲まなかったり紳士的な接待・飲み会が多かったり、先述の各国共通項目に沿うパターンが結構多いです。
(まぁ新宿や東京都心部みたいなもので、これはどこでも同じかと)
地方・都心部でまとめて、追加留意するのであれば
中国人との飲み会・接待の時に特に覚えておきたいこと!
- 値段が高い店も多いのでオーダーは基本相手に任せる方が無難 (特に都心部)
- 店や危険も多いので、2次会や甘い誘いには注意 (特に都心部)
- 茅台酒・高粱酒対策は万全に!(特に内陸や地方部)
- 政治の事や国際間情報はあまりできない(特にネガティブなコメントは怖い)
- 中国国内の人は入手情報が制限されている事きちんと留意しておく!
3.に関して「地方」で特に飲む場合、先日の各国共通注意事項の飲み会を「食事会」と思えは通用しない例外になります・・・
むしろ高齢の方は特に、日本人よりもめちゃ飲みます・・・その中でも中国出張や接待でもビジネスマンでは一番怖い
茅台酒(máo tái jiǔ/mao tai jiu ↑↑v)と高粱酒(gāo liang jiǔ/gao liang jiu ~~v)です。。(度数45-60度程)
これに関して私ができる対策は、「2人以上で出張するようにし、協力、もとい盾になってもらう」のみです・・・
4.、5.は特に大切です。日本だけに住んでいるとなかなか感覚値としては共感が難しいですが、
世間のニュースや一般時事など情報に乖離が見られることがあります。
私が以前出張していた時は丁度、世界的コロナ爆発(パンデミック)の1、2週間前でした。
その時台湾系やその他外国系メディアの中国に関するニュースで、口蹄疫発生やその他の感染症のニュースが飛び交っていました。
「ねえ、このニュース大丈夫?」という風にふと現地の人に聞いても誰も知らない・・・
「そんな情報どこにもないよ、間違いじゃない?」とその時言われました。
「そうかな、こちらが間違っていたかな・・・」と思っていたら、その実帰国後に皆が知っているようなことが起こっています。
あれは一種のヒヤリ経験でした、こちらでは常識になっていることでも、向こうでは誰も知らない・・・
そんなことも多々あるので、発言内容などには気を付けましょう。
あと2.に関しても気を付けましょう、
先に述べた「カラオケ」も、台湾のカラオケと中国のカラオケでは色々な内容が異なってきます。
【シンガポール人】と接待の際
シンガポール並びにマレーシアにはかなり華僑の人が多いです。
シンガポール人と飲むときは、また新しい留意点が入ります。
まず、狭い国土内に公用語が4つもある人種もアジアでは類を見ない
メルティングスポット(Melting Pot=人種のるつぼ)なので、そこから注意が必要です。
それ故、共通注意事項以外に、
シンガポール人+マレーシア人との飲み会・接待の時に特に覚えておきたいこと!
- 母国語は何かを確認するor 何系人種なのかの把握(人によってはイスラムもあり得るので注意!)
欧米系の人が集まる界隈も多く、飲みをしやすいのも特色です(それ故、飲める人も比較的多めです)
さてせっかくなので飲み会に関する中国語会話です。
飲み会・接待に関連する中国語を覚えよう!
中国語が全く話せない人でも、お酒から逃げたい時の護身用にも呪文のように覚えて頂ければと!
簡単な一言は、「我不能醉!」(wo bu neng zui V↓↑↓)
その説明として例えば以下などできます。
二日酔いになる:宿醉(sù zuì /su zui ↓↓)
飲み会では必ず連用して覚えて頂ければと!
交際する、応対する、もてなす:(簡体字)应酬(yìng chou )、(繁体字)應酬(ying chou ↓↑)
動詞としての用法ですが、
名詞としても「(個人的な)つきあい、集まり、宴会」という意味もあります。
ちなみに交際費は「应酬公费」(ying chou gong fei)です。
※(簡体字)同侪/(繁体字)同儕(tong chai v ~)=(名詞)同僚、同僚グループ
(体を)養生する、保養する:(簡体字)调养、(繁体字)調養(tiáo yǎng /tiao yang ↑ v)
動詞としての用法です。
上記例文は飲み過ぎて、「気持ち悪いから休みが~」いうことで使ってもいいですし、
例文そのままを飲む前に言い訳として、先に言っておいても良いかもですね。
(液体などを)薄める、希釈する:(簡体字)稀释、(繁体字)稀釋(xī shì /xi shi ~↓)
動詞としての用法です。英語でいうとdilute(ダイリュート)です。
しれっと言って無理しない飲みを・・・!