【曖昧】「除非」「否则」「要么」「不然」の違いと使い分け
これらの語は基本、
「~でない限り」という(英語でいう)「Unless~」
「~しないと(そもないと・・・)」という(英語でいう)「~, or~.」
上記どちらかの意味になります。
似ているニュアンスなので、使用場面のイメージが混合しやすいので、
整理もかねてPick Upしてみました。
下記の通り、幾つかの違いが見受けられますのでご参考下さいッ
1.「除非」の意味、例文
読み/発音:chu fei/2 1(↑~)
(接続詞)~でない限り、~してこそ、~して初めて
(前置詞)~以外は
英文で言う「unless(~しない限り)」という接続詞用法がメインの使用用途になります。
他の語と異なり、前置詞としても機能することが特徴的ですね。
(英文的にはExcept~という意味)
2.「(繁体)否則/(簡体)否则」の意味、例文
読み/発音:fou ze/3 2(v ↑)
(接続詞)(書)さもなければ、もしそうでなければ、さもないと
基本「除非」の、後文頭につける語句になります。
英文でいう「~、or~.」 、「or else」、「otherwise」という意味になります。
否則自体は「不然」「要麼」と置き換え可能ですが、この違いは後ほど説明です。
他の語と違う点として、書き言葉としてのニュアンスが強いです。
「只有」と「否则」の組合せ
また他の語句と異なり、
「只有~、否则(要不)~」例文があります。
意味は、
(~という条件がなければ~という結果が実現されないことを示し)
「~でなければ、(~しない)」となります。
ここでは上記記載の通り否则は要不と置換可能です。
3.「(繁体)要麼/(簡体)要么」の意味、例文
読み/発音:yao me/4 軽(↓ .)
(接続詞)~か、さもなければ~である
台湾では、聞いて理解は可能だが一般的に使わず、ぱっと言われると、「あっ?」て言われるかと思います。
つまり中国だけで使う、というのが特徴です。
意味としては=否則/不然となります。
「不然」については次で説明します。
4.「不然」(要不然)の意味、例文
読み/発音:bu ran /4 2(↓ ↑)
こちらはおまけの+αになりますが、
上記の通り、「否則」や「要么」とほぼ同じ意味・用法「そうでなければ~/Otherwise~」になります。
ただ、一番カジュアルで口語的に気軽に使えます。
その為日常的には話ことばでは、不然>否則という頻度になるかもです。
また不然と同様に「要不然」「要不」という語句も「そうでなければ~」という使い方ができます。
今までの全てをまとめると
「[前文]~しない限り、[後文]~そうでなければ~なるだろう」
という分において
- [前文]:除非~
- [後文]:否則(オフィシャル)/不然(口語)/要麼(中国のみでの使用)~
という組み合わせての使用になります。
この前文・後文を通して、必ずどちらか1方(前or後)に1つだけでも、これらの接続詞が入ればOKとなります。
例えば、
( )内は省略しても良いし、付けても良いです。
つける方がFormalな感じですが、口語では前文の「除非」を略す時が多いので、段々忘れがちです。